ディジタル・サウンド処理入門


■ ディジタル・サウンド処理入門 - 音のプログラミングとMATLAB(Octave・Scilab)における実際 -

青木 直史 著
B5変型判 179ページ
CD-ROM付き
定価2,310円(税込)
ISBN-10: 478983090X
ISBN-13: 978-4789830904
CQ出版社
2006年4月1日初版発行
2007年8月1日第2版発行(下記のErrataにしたがって初版を一部修正)
2009年5月1日第3版発行(第2版と同一)
2012年8月1日第4版発行(第2版と同一)

■ リンク

CQ出版社
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サウンド処理のプログラミング
書評

■ 目次

まえがき

第1章 サウンド処理の基礎
 1.1 音の知覚
 1.2 音の観察
 1.3 音の記録
 1.4 WAVEファイル
 1.5 ディジタル信号処理
 1.6 MATLAB
 1.7 まとめ

第2章 サウンドデータの周波数分析
 2.1 離散フーリエ変換
 2.2 振幅スペクトルと位相スペクトル
 2.3 離散フーリエ変換の計算
 2.4 サウンドデータの周波数特性
 2.5 高速フーリエ変換
 2.6 窓関数
 2.7 サウンドデータの周波数分析
 2.8 スペクトログラム
 2.9 まとめ

第3章 サウンドデータのディジタル信号処理
 3.1 FIRフィルタ
 3.2 IIRフィルタ
 3.3 ダウンサンプリング
 3.4 アップサンプリング
 3.5 相関関数
 3.6 ケプストラム法
 3.7 まとめ

第4章 線形予測法による音声信号処理
 4.1 音声の生成モデル
 4.2 前向き線形予測
 4.3 後向き線形予測
 4.4 レビンソン・ダービンのアルゴリズム
 4.5 逆フィルタ
 4.6 線形予測法による音声分析
 4.7 線形予測法による音声合成
 4.8 LPC係数とPARCOR係数
 4.9 LPC係数とLSP係数
 4.10 まとめ

第5章 サウンドデータの圧縮処理
 5.1 サウンドデータの圧縮
 5.2 PCM
 5.3 Log-PCM
 5.4 DPCM
 5.5 ADPCM
 5.6 MDCT
 5.7 LPCボコーダ
 5.8 ハイブリッド方式
 5.9 まとめ

Appendix
 A.1 Octave
 A.2 Scilab

付属CD-ROMの内容と使用上の注意点

索引

■ Errata(初版) (2007年6月23日現在)

◆ p.62
 6行目と8行目の「フィルタのサイズ」は,正しくは「フィルタの次数」です.
◆ p.66
 1行目の「フィルタのサイズ」はNではなく,正しくはN+1と定義されます.そのため,式(3.21)から式(3.24)の左辺は,NではなくN+1となります.また,式(3.28)の左辺もN+1となります.
◆ p.70
 4行目の「フィルタのサイズ」は,正しくは「フィルタの次数」です.
◆ p.72
 13行目の「ところで,式(3.52)で」は,正しくは「ところで,式(3.53)で」です.また,式(3.55)は,正しくは「fc=2000/44100=0.0454」となります.
◆ p.95
 3行目の「式(3.34)と式(3.35)を」は,正しくは「式(4.34)と式(4.35)を」です.
◆ p.96
 15行目の「式(4.42)は」は,正しくは「式(4.46)は」です.
◆ p.107
 6行目の「第2章で」は,正しくは「第3章で」です.
◆ p.175
 2行目の「a_4.m」は,正しくは「a_4.sce」です.

■ Tips (2006年8月19日現在)

◆ Octaveのインストールとサウンド処理のテスト
(1) http://sourceforge.net/projects/octaveから,octave-2.1.73-1-inst.exeをダウンロードし,ダブルクリックにより実行することで,Octaveをインストールする.(2006年8月19日現在)

(2) 「ローカルディスク(C:)」の中にある,C:\Program Files\GNU Octave 2.1.73\binに,wavplay.exeをコピーする.

(3) 「ローカルディスク(C:)」の中に,octave_programという名前のフォルダを新たに作成する.

(4) octave_programの中に,wavread.mwavwrite.msound.mtest01.mguitar_2048.wavをコピーする.

(5) Octaveを起動し,カレントディレクトリをoctave_programに設定する.

(6) test01.mを実行する.
◆ Scilab 4.0におけるWAVEファイルの書き出し
 「ディジタル・サウンド処理入門」では,Scilab 3.1.1を紹介しています.そのため,p.173では,ベクトルデータをWAVEファイルに書き出す直前にベクトルの転置処理を追加していますが,Scilab 4.0では,この処理を追加する必要はありません.

Last Modified: December 18 12:00 JST 2012 by Naofumi Aoki
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